アメリカとイスラエルによる空爆を受けて、イランがホルムズ海峡を事実上封鎖したとの報道が相次いでいる。一方、中国がホルムズ海峡を封鎖しないようイランに働きかけたとの報道もあり、情報が錯綜している。
ホルムズ海峡はなぜ「交通の要衝」なのか
ホルムズ海峡とは、ペルシャ湾とオマーン湾を結ぶ交通の要衝で、中東産の原油やガスを輸送するタンカーのほとんどが、この海峡を通る。
具体的には、イランのみならず、バーレーンやイラク、クウェート、カタール、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)といった国々で産出される原油やガスが、この海峡を通って世界各国に輸出される。したがって、ホルムズ海峡がイランによって封鎖されれば、中東産の原油やガスが供給されず、世界的なエネルギー高がもたらされる。
ホルムズ海峡の封鎖が事実であり、それがかつ長期にわたるなら、世界のエネルギー価格は急騰し、ようやく落ち着いてきた世界のインフレが再び加速する惨事となる。

美国和以色列空袭后,伊朗实际封锁霍尔木兹海峡的报道接连不断。另一方面,也有报道称中国正劝说伊朗不要封锁霍尔木兹海峡,信息错综复杂。
霍尔木兹海峡为何是"交通要冲"
霍尔木兹海峡是连接波斯湾和阿曼湾的交通要冲,中东产出的原油和天然气运输船大多经过该海峡。
具体来说,不仅是伊朗,巴林、伊拉克、科威特、卡塔尔、沙特阿拉伯、阿拉伯联合酋长国(UAE)等国生产的原油和天然气,都通过该海峡出口到世界各国。因此,如果伊朗封锁霍尔木兹海峡,中东的原油和天然气将无法供应,导致全球能源价格上涨。
如果霍尔木兹海峡被封锁属实,且持续时间较长,世界能源价格将飙升,好不容易稳定下来的全球通胀将再次加速恶化。

この状況は、日本にとっては単なるエネルギー価格の上昇というだけではなく、為替レートにも影響しかねない事態だ。
この状況下で、短期的な景気の下振れを受け入れても利上げができる強い国はまだいい。しかし、日本のように景気を重視して利上げに踏み切れない国の通貨は、どうしても売られてしまう(円安に振れる)からだ。
日本の場合、原油の備蓄は約8カ月分。一方、天然ガスの備蓄分は3週間。日本が輸入する天然ガスの4割はオーストラリア産であり、残りはアメリカやマレーシア、インドネシア産などだ。ホルムズ海峡を通過するカタール産への依存度は限定的とはいえ、日本のガス輸入価格は原油価格に連動するため、価格面から悪影響を被る懸念が高まる。
こうしたイラン発のグローバルなエネルギーショックが生じるのかどうか、予断を許さない。
しかし、基本的にはこのショックは短期に留まると筆者は考えている。最大の理由は、仮にイランがホルムズ海峡を封鎖したとしても、それを長引かせることができるほど、イランの政治的・経済的な体力は強くないためだ。ロシア発のエネルギーショックとは異なる。

这种情况对日本来说,不仅是能源价格上涨,还可能影响汇率。
在这种情况下,能够承受短期经济下行压力而加息的国家还算好。但像日本这样重视经济、不敢加息的国家,其货币难免会被抛售(导致日元贬值)。
日本原油储备约8个月。而天然气储备仅3周。日本进口的天然气四成来自澳大利亚,其余来自美国、马来西亚、印度尼西亚等。虽然对经过霍尔木兹海峡的卡塔尔产天然气依赖有限,但日本的天然气进口价格与原油价格挂钩,因此价格方面受到负面影响的风险很高。
这种源自伊朗的全球性能源冲击是否会发生,尚难预料。
但笔者认为,基本上这种冲击将是短期的。最大理由是,即使伊朗封锁霍尔木兹海峡,其政治经济实力也不足以长期维持封锁。这与俄罗斯引发的能源冲击不同。

日本にとって警戒すべきのワーストシナリオ
2022年に生じたロシア発のエネルギーショックの際に明らかになった、日本の「不都合な真実」がある。外的な供給ショックが生じた際に、それを利上げによる通貨高を通じて緩和できる経済と、緩和できない経済の違いが極めて大きいということだ。
アメリカやヨーロッパは利上げができる経済だが、日本はできない、あるいはしようとしない経済だから、悪影響が直撃する。
日本にとってのワーストシナリオは、イラン発のエネルギーショックが明確に生じたときに、同時に円安が加速することだ。ロシア発のエネルギーショックが生じたとき、ドル円レートは1ドル115円程度で、それが150円を超える円安となった。今は発射台(起点のレート)が150円だから、単純に考えて、1ドル200円を目指す展開になると考えられる。
まさかと思うかもしれないが、残念ながら、すでにその萌芽はある。
解散総選挙に1ドル152円台まで買い戻された円は、アメリカとイスラエルがイランを攻撃するまで156円まで下落していた。それがイラン空爆直後の3月2日の相場では157円台を突破した。いわゆる「有事の円買い」など、もはや過去の現象だ。円が安全資産ではなくなってしまったということに尽きる。
イランの不安定化は湾岸を含めた中東地域のみならず、グローバルに悪影響をもたらす。アメリカに信用が置けない一方、周辺の大国が協調してイラン安定化を模索する展開も考えにくい。日本からは距離を隔てているため緊張感が伝わりにくい出来事だが、日本国民の生活に、今後悪影響が及びかねない点について、強く認識しておきたい。

日本应警惕的最坏情景
2022年俄罗斯引发的能源冲击暴露了日本的一个"尴尬真相":当外部供应冲击发生时,能够通过加息促使货币升值来缓解冲击的经济体,与不能这样做的经济体之间差异极大。
美国、欧洲是能够加息的经济体,而日本是不能或不愿加息的经济体,因此负面影响将直接冲击日本。
对日本而言,最坏情景是伊朗引发的能源冲击明确发生时,同时日元加速贬值。俄罗斯引发能源冲击时,美元兑日元汇率在1美元兑115日元左右,后来日元贬值至超过150日元。现在起点汇率已是150日元,简单来看,很可能朝着1美元兑200日元的方向发展。
或许觉得难以置信,但遗憾的是,其萌芽已经显现。
因解散众议院选举一度回升至1美元兑152日元左右的日元,在美以袭击伊朗前已跌至156日元。而在伊朗遭空袭后的3月2日行情中,突破了157日元。所谓的"危机时买入日元"已成过去现象。归根结底,日元已不再是安全资产。
伊朗的不稳定化不仅对包括海湾在内的中东地区,也对全球产生负面影响。一方面美国信誉不足,另一方面周边大国协调寻求伊朗稳定的局面也难以实现。虽然事件与日本相隔遥远,紧张感不易传达,但我们必须强烈认识到,这可能对日本国民生活造成负面影响。