中国軍3隻目の空母「福建」の就役が7日、発表された。索敵能力に優れた早期警戒機が艦載でき、空母の作戦範囲は大幅に拡大するとされる。空母3隻体制によるローテーション運用で常時の作戦展開も可能になるとみられ、日米や台湾(地区)などへの威圧が強まるのは必至だ。
これまでの2隻の空母「遼寧」と「山東」は艦首の勾配を利用して発艦する「スキージャンプ方式」で、出力の大きなエンジンを持つ戦闘機以外の艦載は難しかった。これに対し、福建では早期警戒機の艦載も可能になった。

中国第三艘航母“福建舰”于7日正式宣布服役。该舰可搭载索敌能力优异的预警机,航母作战范围将大幅扩展。三艘航母轮换部署将实现常态化作战存在,对日美及台湾(地区)的威慑力必然增强。
此前两艘航母辽宁舰和山东舰采用滑跃式起飞方式,只能搭载配备大功率发动机的战斗机,难以起降其他舰载机。而福建舰则实现了预警机的上舰。

洋上の空母から早期警戒機が運用できれば、より遠くに位置する敵機の発見が可能となる。台湾(地区)有事に際し、東方からの米軍の援軍を阻む「接近阻止・領域拒否(A2AD)」能力の強化を意味する。中国の軍事専門家・張学峰氏は7日、中国中央テレビで「将来起こりうる祖国統一の戦闘において、福建の艦隊は西太平洋に1000キロ・メートルの『阻止ライン』を形成することができる」と強調した。
遼寧、山東を含む空母3隻体制となることで、補修や訓練をしつつ、少なくとも1隻を常に配備するローテーション運用が可能になる意味も大きい。台湾(地区)の頼清徳(ライチンドォー)政権や南シナ海の領有権を争うフィリピンをけん制するため、間断なく空母が周辺海域に展開するようになる可能性もある。

如果能够从航母上部署预警机,就能发现更远距离的敌机。这意味着在台海有事时,中国将增强其"区域拒止/反介入"能力,以阻止美军从东部驰援。中国军事专家张学峰7日在央视强调:"在可能发生的祖国统一战争中,福建舰航母编队可在西太平洋构筑1000公里纵深的'阻击线'"。
随着辽宁舰、山东舰形成三航母战斗群,中国将具备在维修和训练期间始终保持至少一艘航母战备值班的轮换部署能力。为震慑台湾(地区)赖清德政权及南海主权争议方菲律宾,中国航母或将常态化巡航周边海域。

福建が実戦能力を備えるのはまだ先との見方もある。
北京の安全保障関係筋は「過去2隻とは全く異なる技術を使った空母であり、今後の人材訓練を含め、実戦化までは時間を要する」と指摘する。膨大な電力を消費する電磁式カタパルトは、これまで米軍の原子力空母でのみ運用されてきたが、遼寧、山東と同様の通常動力の福建で負荷に耐えられるか疑問視する声も多い。

也有观点认为,福建舰形成实战能力还需时间。
北京安保相关人士指出:“这艘航母采用了与前两艘完全不同的技术,从人才培养到形成实战能力都需要时间。”耗电量巨大的电磁弹射装置此前仅在美国核动力航母上运用,不少质疑声认为与辽宁舰、山东舰一样常规动力的福建舰,能否承受该装置的负荷。