【バンコク時事】ミャンマー中部を震源とする大規模地震は31日、被災者の生存率が急激に下がるとされる発生から72時間を迎えた。

【曼谷时事】缅甸中部发生的大地震在31日迎来了被认为生存率急剧下降的72小时节点。

ミャンマーの被災地や隣国タイのビル崩壊現場では救急隊員らが懸命な捜索を続けるが、がれきなどに阻まれ難航。余震や暑さも障害となっている。ミャンマー国軍は同日、死者が2056人に達したと発表した。

在缅甸的灾区和邻国泰国的倒塌建筑现场,急救人员正在努力进行搜救,但由于瓦砾等阻碍,进展困难。余震和高温也是障碍。缅甸国防军当天宣布,死亡人数已达2056人。

地震は28日午後0時50分(日本時間同午後3時20分)ごろに発生。ミャンマーでは震源に近い第2の都市マンダレーや、クーデターで実権を握った国軍と抵抗勢力の戦闘が行われていたザガイン地域などで甚大な被害が出た。国軍によると負傷者は3900人以上。日本人1人を含む多数の安否不明者がおり、死傷者はさらに増える見込み。

地震发生于28日下午12时50分(日本时间同日下午3时20分)左右。缅甸震中附近的第二大城市曼德勒,以及政变中掌权的国防军与抵抗势力交战的实皆地区等地都遭受了严重破坏。据国防军称,伤者超过3900人,包括一名日本人在内的许多人下落不明,预计死伤人数还会增加。

独立系メディアによると、マンダレーでは31日、中国やロシアなど海外からの援助隊も加わって捜索を実施。日中は気温が40度前後まで上昇する厳しい環境の中、低層部分がつぶれた11階建てマンションやホテルから妊婦ら複数の生存者が救出された。ただ、救助隊は「小さな余震が続いており、難しい作業を強いられている」と明かした。

据独立媒体报道,31日在曼德勒,包括来自中国和俄罗斯等国的援助队伍也参与了搜救。在白天气温高达40度左右的严酷环境中,从低层部分倒塌的11层公寓和酒店中救出了包括孕妇在内的多名幸存者。然而,救援队表示,“小型余震持续不断,救援工作非常困难”。

ザガイン地域では海外の援助隊がまだ到着していないとみられ、救助の遅れが指摘される。国軍が地元のボランティアチームによる活動を許可しなかったという情報もある。

在实皆地区,据称海外援助队尚未到达,救援工作被指延迟。据悉,国防军未允许当地志愿者团队进行活动。

タイの首都バンコクのビル崩壊現場では31日、新たに女性1人の遺体が見つかり、死者は計12人となった。がれきが山のように積み重なり作業は難航しており、依然75人が見つかっていない。チャチャート・バンコク都知事は「全力で捜索を続ける」と強調した。

在泰国首都曼谷的倒塌建筑现场,31日新发现了一名女性遗体,死亡人数增至12人。瓦砾堆积如山,搜救工作进展困难,仍有75人未被找到。曼谷市长查查表示,“将全力继续搜寻”。