中国でバブル状態の“日本ウイスキー転売”。1億円超えで取引されるビジネスの実態

在中国呈现泡沫状态的“日本威士忌倒卖”。超过1亿日元交易的倒卖业界实际情况是——


コロナ禍以前、中国人観光客の爆買いが世間を大いに賑わせていた。だが、パンデミックで訪日できないにもかかわらず、今、水面下で再び爆買いが起きていた。いったい、どういうことなのか!?
⇒香港のオークションでの落札価格。1億円超えも
中国で異常なバブル状態…日本ウイスキー転売
 東京・銀座に異様な一角がある。中心部の商業施設のワンフロアをすべて貸し切った「M銀座ウイスキー博物館」だ。ここに置いてあるのはすべて日本のウイスキー。ざっと見ただけで数千本あるのだが、ほとんど値札はついていない。
「日本語学校などを経営している会社が運営しており、店員も中国人がけっこういます。国産ウイスキーの世界的人気を受け、訪日観光客目当てに開業したようです。客はほとんど中国人か香港人、シンガポール人。

在疫情发生之前,中国游客的爆买行为曾经非常引人注目。尽管如今因为疫情而不能访日,但在不为人们关注的地方再次发生了爆买。这究竟是怎么回事呢!?
⇒香港拍卖的中标价格 超过一亿日元
【在中国呈现异常泡沫状态的日本威士忌倒卖】
东京银座有一个角落显得有些异常,那便是将中心商业设施的一层楼全部租下的“M银座威士忌博物馆”,这里放的都是日本威士忌。一眼望去便有几千瓶,几乎都没有标价。
“这里由经营日语学校等的公司运营,店员也有很多中国人。好像是为了访日游客而开业的,毕竟国产威士忌拥有世界级人气。客人几乎都是中国人、香港(地区)人、新加坡人。
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 100万、200万円するウイスキーもたくさんありますが、店員によれば『都心のタワマンの高層階が買える金額』の商品もあるそうです」(同店を訪れた男性)
 同店は残念ながら取材拒否だったが、今、国産ウイスキーが中国で大きな需要を生んでおり、転売ビジネスは花盛りのようだ。
「人気が特に高いのは『山崎』や『響』、『白州』で、熟成年数にもよりますが中国では数十万、数百万円で売られています。ほとんど日本から送られたもので、国内の在庫を買い漁るのは在日中国人たちにとって割のいい副業になっています」(中国人留学生)

有很多威士忌的价格为100万(5万元人民币)、200万日元,据店员说也有“贵到能买到市中心的大楼高层房”的商品”(据到访该店的男士)
虽然很遗憾该店拒绝了采访,但现在日产威士忌在中国产生了很大的需求是事实,倒卖业务似乎正处于黄金时期。
“特别受欢迎的是‘山崎’、‘响’、‘白州’,根据年份的不同,在中国可以卖到数十万、数百万日元的价格。(货源)几乎都是从日本寄去的,所以购买国内库存酒对在日中国人来说是比较好的副业。”(中国留学生)
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定価の数倍~数十倍で売買される国産ウイスキー
 国内では近年、国産ウイスキーの品薄状態が続いている。世界的な日本ウイスキーブームで原酒が品薄となっているからだ。サントリーは8月、山崎蒸溜所のギフトショップで、「山崎」など一部商品の販売を休止すると発表。フリマアプリなどではすでに定価の数倍、数十倍で売買されているが、ますます高騰しそうだ。
 中国需要の最前線について、買い取り業務を行っている都内の業者の担当者は言う。
「弊社は廃業した飲食店から買い取り依頼を受けることが多いですね。買い取り額の平均は1本当たり数千~数万円で、それを国内の中国系企業に買ってもらいます。そこから中国に輸出されるようです。
 これまで買い取った中で最高額は『山崎25年』で150万円ですが、基本的に薄利多売なので、儲けは多くない。長期的に見れば国産ウイスキーの価値は上がる見通しなので、今後も続けていきます」

【以定价的几倍~几十倍被买卖的国产威士忌】
国内近年来,国产威士忌一直处于缺货状态。因为在世界范围内的日本威士忌热潮中,原酒缺货。三得利于8月宣布,山崎蒸馏所的礼品店将停止销售“山崎”等一部分商品。在二手市场交易平台等的标价已经是原价的数倍、数十倍、但价格似乎还在高涨。
关于日本威士忌的中国需求的最前线情况,进行收购业务的东京都内的业者的负责人表示:“我们公司经常收购停业的饮食店的威士忌。平均收购价是1瓶数千~数万日元,然后卖给国内的中国企业。最后这些酒被出口到中国。
至今为止销售过最贵的是“山崎25年”——150万日元,但基本上是薄利多销,所以赚的不多。从长期来看,国产威士忌的价值预计会上升,所以我们今后也会继续从事下去。“

『山崎18年』が中国では22万円
 一方、「WeChat」の在日中国人のグループにも「国産ウイスキー高額買い取り」を謳う投稿が数多い。記者がコンタクトをとると、ある中国人業者が取材に応じた。
「私は主にコロナで閉店した水商売系の店から仕入れています。若い在日中国人のなかには自動購入BOTを使ってアマゾンや楽天で購入しているケースも多いみたい。だいたい100本単位で買うことが多く、毎月1億~2億円買い取ってる。それでも利益は年間2000万円ほど。
 仕入れたウイスキーは中国の買い主に送るんですが、中国系物流会社が化粧品や資材と交ぜて送るので没収リスクはほぼない。詳しくは知らないけどX線検査を突破するノウハウもあるそうです。円安の影響は確実にあって、中国からの引き合いも増えています」
 取材した8月中旬の時点ですでに「1億円以上買い取った」とのこと。実際に領収書を見せてもらうと、4000万円の金額が書かれていたものもあった。
 中国側の買い主は主に貿易商社。そこからEC出店者や飲食店に販売される。例えば「山崎18年」の場合、定価は3万2000円だが、中国ECサイトでは22万円で販売されている。

【“山崎18年”在中国是22万日元】(约1万元人民币)
另一方面,微信中的在日中国人群聊中也有很多人表示“高价收购日产威士忌”。记者联系后,一家中国商家接受了采访。
“我主要从事从因疫情而关门的服务店进货的工作。在年轻的在日中国人中,很多人使用自动购买机器人在亚马逊和乐天购买。大概以100瓶为单位购买的情况比较多,每月购买额1亿~2亿日元。不过即便如此,年利润也就2000万日元左右。
我采购的威士忌都是寄给中国的买主的,中国物流公司会将它和化妆品和材料合并发送,所以几乎没有没收的风险。虽然不太清楚具体如何操作,但听说有诀窍能够突破X射线检查。日元贬值加剧后,来自中国的询价也在增加。”
记者采访是在8月中旬,此时该商家已经“收购了1亿日元以上”。看了收据后发现还有的收据上有写着‘金额:4000万日元’。
中方买家主要是贸易公司,经由贸易公司分销到各网点和餐厅。譬如“山崎18年”的定价是3万2000日元(约1600元),在中国电商平台可以卖到22万日元。

ウイスキー転売に半グレや暴力団関係者も参入
 一方、爆買い需要で新たな勢力も参入しつつある。
「国産ウイスキーは儲かるので半グレや暴力団関係者も進出してきています。SNSでたまに連絡が来るのですが、彼らが持ってきたウイスキーは中身の入れ替えなど偽物も多いので、あまり関わりたくない」(前出の業者)
 気軽に国産ウイスキーが飲めなくなる日は近いようだ。

【小混混和黑社会如今也开始倒卖威士忌】
由于有爆买需求,新的购买势力也在加入。
“因为日产威士忌很赚钱,所以小混混和黑社会等的相关人士也开始倒卖。我偶尔会通过SNS和他们联系,但他们带来的威士忌很多都是假的,比如真瓶灌假酒等,所以不太想和他们接触。”(前面提到的业者)
日本人不能随便喝国产威士忌的日子恐怕将要来临了。