課金「180万」、深刻化する10代のネット依存 「スマホ断ち」のためのユニークな合宿

氪金“180万”,10多岁孩子逐渐严重的网络成瘾,为了“戒断智能机”而产生的特别集训

小学生や中学生など子供のスマートフォン所持率が上がるにつれ、スマホやネット依存症に陥る子供が急増し、社会問題となっている。そんな中、神戸市は「スマホとスマートに付き合う」方法を子供たち自身に探ってもらうためのユニークな合宿を9月に六甲山中(同市灘区)で実施した。さて、その成果は-。

随着小学生和中学生等孩子的智能手机持有率上升,陷入智能手机和网络依存症的孩子急剧增加,成为了社会问题。在这种情况下,为了让孩子们自己探索“正确使用智能机”的方法,神户市9月在六甲山中(神户滩区)进行了一次独特的集训。那么,成果如何呢?
課金180万円

「ネットゲームの課金が180万円いったことがある」「気がついたら午前0時を過ぎていることが多く、授業中眠い」…。
神戸市立「自然の家」で9月23日から2泊3日で行われた合宿。ワークショップの時間に、子供たちは自身のスマホやネットへの依存ぶりを口々に明かした。

氪金180万日元。
“在网络游戏氪了有180万日元”“(玩游戏结束)回过神的时候经常是已经过了凌晨0点了,上课的时候很困”……
在神户市立的“自然之家”中,从9月23日开始进行了3天2夜的集训。在研讨会的时间里,孩子们异口同声地说出了自己对智能手机和网络的依赖。

参加したのは同市内の小学5年から中学2年の子供17人。皆、初対面だ。スマホに接する時間が1時間と比較的少ない子供もいるが、中には4~8時間というヘビーユーザーも。子供たちは4、5人ずつの班に分かれ、スマホ・ネットの「いいところ」「悪いところ」を書き出し、班のメンバーで協力して1枚の模造紙にまとめ、スマホについてじっくり考えた。

参加活动的是该市内小学5年级到中学2年级的17名孩子。大家都是初次见面。虽然也有孩子接触手机的时间只有(每天)1小时,相对较少,但其中也有4~8小时的重度用户。孩子们分成4、5人一组,写出智能手机网络的“好地方”、“不好的地方”,由小组成员合作整理到一张纸上,仔细地去思考智能手机。

もちろん考える時間だけではない。班のメンバーが協力して行うゲームや食事づくり、カヌーやハイキングなど自然の中での遊びがプログラムに組み込まれている。

当然不仅仅只有思考的时间。小组成员合作进行的游戏和饮食制作,还有皮划艇、徒步旅行等在自然中进行的游戏也被编入计划之中。

人と接する楽しさ学ぶ
合宿を監修した兵庫県立大准教授(教職担当)でソーシャルメディア研究会代表の竹内和雄さんは「人と接し自然の中で遊ぶ。ひとりの世界に閉じ籠もるスマホとは対極の要素を詰め込んでいます」と説明する。

学习与人接触的乐趣。
主管集训的兵库县立大学副教授(担任教职)、社交媒体研究会代表竹内和雄说明道:“与人接触并在自然中玩耍,与封闭在一个人世界中的智能手机充满了相反的要素。”。

たとえば2分の制限時間内で折り紙タワーを作り高さを競うゲーム。メンバーは知恵を出し合い、粘着テープを切る人、折り紙を折る人など役割分担してタワーを作っていく。最高142センチのタワーを作った班もあった。

例如,在2分钟的限制时间内制作折纸塔,竞争高度的游戏。成员们一起出谋划策,分成剪胶带的人,折纸的人等不同角色,共同制作折纸塔。也有小组制作出最高142厘米的塔。
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「メンバーが協力せざるを得ない状況をつくり、人と接することの楽しさを知ってもらうのが目的です」と竹内さん。
子供たちのやる気を刺激するには、それぞれの班につく県立大などの学生リーダーらの存在が重要だという。子供の言うことを否定せず、横から口を出すこともなく、ただ「すごい!」「低いけど頑丈そうだ」…と拍手をしながら褒める。

竹内先生说:“目的是制造各个成员必须合作的情况,让他们知道与人接触的乐趣。”。
据说为了刺激孩子们的干劲,各个班县立大学的学生领导的存在很重要。不否定孩子说的话,也不从旁边插嘴,只是说“好厉害!”“虽然很低但是看起来很结实”……一边鼓掌一边表扬。
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「ここに来ている子供たちは普段、家では怒られるだけで褒められることはないでしょう。他の子が褒められるのを見れば、よし自分もと奮起します」
さらにゲームに勝ったりワークショップなどで発言したりした子供にはその都度シールを1枚与え、台紙に貼らせていく。成果を可視化することで、子供たちは自信を深め、さらに積極的になるという。

“来这里的孩子们平时在家里只会被骂,不会被表扬吧。看到其他孩子被表扬的话,自己也会振奋起来的。”
并且,每次给赢了游戏或者在研讨会上发言的孩子一张贴纸,让他们贴在衬纸上。通过将成果可视化,孩子们会更加自信,更加积极。

狙いは当たり、最初のうちは何もしゃべらずメンバーの輪に入ろうとしなかった子供もゲームに参加し、リーダーにも気軽に話しかけるようになっていた。
スマホやネットをする時間が1日8時間という中学2年の女子生徒は「来る前は朝からイライラしていたけど、みんなと仲良くなれて楽しかった」と目を輝かせていた。

目标达成了,刚开始什么都不说,不想加入成员圈的孩子也参加了游戏,也轻松地和队长搭话了。
1天8个小时都在玩手机和网络的初中2年级女生眼睛闪耀着“来之前从早上开始就一直很焦躁,不过,和大家关系变得这么好,真的很开心。“
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大人への提言も
合宿最終日には、保護者や神戸市関係者らも参加して成果発表のフォーラムが行われ、子供たちは「ネットの使用時間を少しずつ減らす」「うまくつきあって高校受験を頑張りたい」などとそれぞれが立てた目標を発表した。

对大人的建议。
集训的最后一天,家长和神户市相关人员也参加了发表成果的讨论会,孩子们发表了各自制定的目标,“一点一点地减少网络的使用时间”、“希望能顺利和同学交往,努力参加高中考试”等。

さらに、大人への提言も。親に対しては「怒るなら、なぜ悪いのか、理由を説明してほしい」「依存していたらスマホを没収してほしい」。学校には「今回の合宿のようなネットの勉強を授業でもしてほしい」、行政には「大きい公園や遊べる場所を作って」。アプリやゲームをつくっている企業にも「時間制限をおもしろい形で導入してほしい」と要望した。

并且也有对大人的建议。对于父母:“如果生气的话,为什么(这种行为)不好,希望能说明理由”“如果过于依赖(手机)的话,希望没收手机”。对于学校:“希望能像这次集训对网络的学习一样,在学校课程上也进行类似教育”,对于行政:“建造大一点的公园和可以玩的地方”。对于制作应用软件和游戏的企业:“以有趣的形式导入时间限制”。

竹内さんは「スマホを取り上げるのではなく、子供たちが自分自身で目標を立て実行していくのが大事。人と接し、自然の中で遊ぶことの楽しさを知った子供たちはきっと、スマホとうまく付き合う方法を見いだすでしょう」と話した。(古野英明)

竹内先生说:“不是拿起手机,重要的是孩子们自己制定目标并实行。知道了与人接触、在自然中玩耍的乐趣的孩子们,一定会找到正确使用智能手机的方法。”